あたりまえに感謝する─終戦記念日に思う、平和を受け継ぐということ

終戦記念日になると、静かに胸の奥がざわつく。 私たちが「平和な日常」を生きられていることは、 決して当たり前ではなく、 誰かが命をかけて未来をつないでくれた結果だと、改めて思い知らされる。

■ 焼け野原から未来を描いた人たちの背中

戦争で日本を守るために戦った人々がいて、 その後の焼け野原の中、 何もないところから「未来の日本をもう一度立て直そう」と歩き続けた人々がいた。

食べ物も、仕事も、家も十分ではない。 それでも前を向き、 「次の世代が安心して暮らせる国にしたい」と願いながら、 一歩ずつ積み重ねてくれた。

その背中があったからこそ、 今の私たちは、 電気がつき、水が出て、家族と食卓を囲むという“日常”を生きられている。

■ 平和が続くほど、人は平和を忘れてしまう

けれど、平和が長く続くほど、 人は知らないうちに “平和ボケ” になってしまう。

・電気がつくこと

・水が出ること

・家族がそばにいること

・今日も生きていること

それらがどれほど尊いかを、つい忘れてしまう。

熊本地震、千葉豪雨。 いつ何が起こるかわからない世界で、 私たちは本当に「今できること」を考えながら生きているだろうか。

災害は突然日常を奪う。 だからこそ、日常を生きている今この瞬間に、 “感謝”という灯りを絶やさずにいたい。

■ 誰かのために生きる前に、自分を整えるということ

「誰かのために生きたい」 「誰かの役に立ちたい」 そう願う気持ちは尊い。

けれどその前に、 自分自身を大切にできているだろうか。

心がすり減ったままでは、 誰かのために動く力は湧いてこない。

自分を整えることは、 わがままでも自己中心でもなく、 “平和を未来へつなぐための準備”だと私は思う。

■ 平和は勝手に続かない。私たちが受け渡すもの。

平和は、自然と続くものではない。 一人ひとりの行動が積み重なって、 未来へ受け渡されていくもの。

今日という日を、 「当たり前に感謝する日」 「自分を整え、誰かのために動ける自分に戻る日」 として過ごしたい。

静かに手を合わせながら、 先人たちがつないでくれたこの平和を、 私たちも未来へ渡していく。

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